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2026.01.16

一般の方と歯科医療の「認識の溝」をうめるブログ記事~よくある疑問と歯科医療従事者からの本音の回答~

一般の方と歯科医療の「認識の溝」をうめるブログ記事

こんにちは。福岡市中央区那の川の歯医者【秋月デンタルオフィス】院長の秋月です。

福岡市中央区・南区の皆さまから日々お話を伺う中で、
「歯医者さんってどうしてこうなの?」「もっと簡単に治療してほしい」
と、感じられる瞬間があるとよく耳にします。

一方で、歯科医療には医学的な根拠や安全性のための手順があり、患者さんからは見えにくい部分が多いことも事実です。

本記事では、一般の方が抱きがちな“素朴な疑問”を取り上げ、それに対して歯科医療従事者の立場から、丁寧に背景を説明していきます。

「なぜそうなるのか」が分かると、歯科治療の質が上がり、結果として“痛み・再発・通院回数”が減ることにつながります。

 

銀歯が外れただけなのに、なぜすぐ治療してくれないの?

一般の方の思い

『つけ直すだけでしょ? 5分で終わりそうなのに…』

歯科医療従事者の回答

外れた理由は必ず存在し、そのまま接着だけすると、再発・再脱離のリスクが極めて高いためです。

多くの場合、外れた原因としては「虫歯の再発」「歯の欠け」「詰め物・被せ物の適合不良」などが考えられます。

外れた部分の「中」が虫歯になっている可能性は非常に高く、見た目以上に歯がダメージを受けていることも少なくありません。

そのため、

  • 適切な診査・レントゲンによる確認
  • 必要な虫歯治療や土台の調整
  • 再製作するのか、再接着でよいのかの判断

といったきちんとしたプロセスが欠かせません。

「早く終わらせる」ことよりも、「長持ちする治療をする」ことが結果的に患者さんの利益になるのです。

 

何回も通いたくない。もっと短くできないの?

一般の方の思い

『仕事も育児も忙しいし、1〜2回で全部終わらせてほしい』

歯科医療従事者の回答

お気持ちは本当によく分かります。
しかし、歯は一度削ると二度と元に戻らず、急いで治療すると後戻りや再発の可能性が高くなります。

特に虫歯・歯周病は「慢性疾患」であり、1回で治すというより「治す → 再発を防ぐ → 維持する」という継続的な管理が重要です。

また、治療ごとに

  • 詰め物や被せ物の材料が安定する時間
  • 麻酔の影響やお口への負担
  • 歯ぐきや周囲組織の治癒に必要な期間

など、医学的に必要な“間隔”があります。

結果として、丁寧に治療したほうが「一つひとつが長持ちし、トータルの通院回数や再治療が減る」ということも多いのです。

 

クリーニングだけなのに、どうして時間がかかるの?

一般の方の思い

『歯の表面をシャッと磨くだけなら、すぐ終わるはずでは?』

歯科医療従事者の回答

「クリーニング=見た目をきれいにする」と思われがちですが、歯科で行うクリーニングは歯周病治療そのものです。

歯石やバイオフィルム(細菌の塊)は非常に硬く、歯ブラシやうがいでは決して落ちません。

そのため、

  • 歯周ポケットの深さの測定
  • 出血の有無や歯ぐきの炎症状態のチェック
  • 歯と歯ぐきの境目・歯と歯の間の細かい部分の清掃

などを、部位ごとに丁寧に行う必要があります。

「きれいに見える」だけでなく、「病気の原因を取り除く」ための処置なので、どうしても一定の時間がかかってしまうのです。

 

保険治療なのに、どうして全部同じにならないの?

一般の方の思い

『保険治療なら、どこの歯医者でも同じじゃないの?』

歯科医療従事者の回答

保険診療の“ルール”は全国共通ですが、「どう診断し、どう治療するか」には医院ごとに大きな違いがあります。

たとえば、

  • マイクロスコープや拡大鏡を用いた精密治療を行っているか
  • 型採りの精度や噛み合わせに対するこだわり
  • 滅菌・感染対策のレベル
  • 虫歯の取り残しや再発をどこまで予防する設計か

といった点で、結果として「同じ保険治療でも、持ちやすさや再発率が違ってくる」ことがあります。

秋月デンタルオフィスが予防や精密治療に力を入れているのも、「治療の質」と「その後の再発率」に直結すると考えているからです。

 

虫歯じゃないのに、どうして定期検診が必要なの?

一般の方の思い

『痛くないし、しみてもいないから、行かなくていいよね?』

歯科医療従事者の回答

虫歯・歯周病の一番の特徴は、「かなり進行するまで痛みが出ない」という点です。

痛みや腫れが出たときには、すでに症状は重度になっており、治療回数も費用も通院期間も大きくなってしまいます

定期検診は、

  • 小さな変化のうちに見つけて
  • 最小限の治療で済ませて
  • 将来の大きな治療を防ぐ

ために行うものです。

つまり、定期検診は「治すため」ではなく、「治療しないため」に必要なものといえます。

 

これからの歯科は「治療する場所」から「守る場所」へ

日本ではいまだに「痛くなったら歯医者」という認識が根強い一方で、海外では「痛くならないように行く場所」 として歯科医院が利用されています。

秋月デンタルオフィスでも、

  • 治療を最小限にする
  • 再治療を減らす
  • 患者さんが一生、自分の歯で食事を楽しめるようにする

ということを目標に予防型の歯科医療を中心に診療を行っています。

 

まとめ

一般の方からすると当たり前に思える疑問でも、背景には医学的根拠と安全性の担保が必要です。

「なぜそうなるのか」を一緒に共有することで、歯科治療はもっと納得できるものになり、結果として痛み・再発・通院回数を減らすことにつながります。

秋月デンタルオフィスでは、これからも地域のみなさまに、分かりやすい歯科情報をお届けし、お口の健康を一緒に守っていきたいと考えています。

「こういうことが知りたい」「これはどうなの?」といったご質問があれば、いつでもお気軽にお声かけください。

 

秋月デンタルオフィス(福岡市中央区那の川)

📍 住所:
福岡県福岡市中央区那の川2-9-32

📞 お電話:
092-533-2525

福岡市中央区・南区で予防歯科に力を入れている歯科医院をお探しの方は、秋月デンタルオフィスへご相談ください。

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