
こんにちは。福岡市中央区・平尾にある 秋月デンタルオフィス です。
以前の記事でニューヨークと日本の虫歯治療を比較しましたが、それを深掘りする記事になります。 実は、ニューヨークの治療費が高い!わけではなく、日本の治療費が安すぎる、のです。 それを簡単にまとめましたのでご一読いただけると嬉しいです。「保険でできる範囲でお願いします」
歯科医院でよくいただくこの言葉。
もちろん保険治療は、国が定めたルールに基づき誰でも平等に、安価で受けられる医療という大きなメリットがあります。
ですが、実は保険治療には“治療内容や素材の選択に制限”があることをご存じでしょうか?
保険診療の仕組みとは?
日本の保険治療は、「必要最低限の機能を回復する」ことを目的としています。
たとえば虫歯の治療では、
- 銀歯(金銀パラジウム合金)
- 保険適用のプラスチック材料(コンポジットレジン)
など、あらかじめ国で決められた材料・手順しか使うことができません。
ベストな治療=保険の範囲内では難しいことも
歯科医師として「本当に長く快適に使える治療を提供したい」と思っても、保険の制約ではどうしても限界がある場面があります。
- 保険の銀歯は金属アレルギーのリスクがある
- 強度や審美性の面で、欠けやすかったり目立ちやすい素材しか選べない
- 精密な型取りや接着処理ができない場合がある
その結果、「せっかく治療したのにまたやり直しに…」ということも起こり得るのです。
自費治療のメリットとは?
自費診療では、最新の材料や技術を使用し、見た目にも機能的にも「より理想的な治療」を行うことが可能です。
- セラミックなど見た目が自然で美しい素材を使用可能
- 口腔内スキャナやマイクロスコープを用いた高精度の処置
- 再発やトラブルを防ぐ長期的な視点での治療設計
もちろん、費用は保険より高くなりますが、「長持ちする」「再治療が少ない」ことで結果的にコストを抑えられるケースも少なくありません。
選ぶのは患者さん自身
私たち歯科医師は、保険診療も自費診療も、患者さんの生活や価値観に合った治療を提案することが役割です。
「保険=悪い」「自費=絶対に良い」と一概に言えるものではありません。
ですが、“より良い治療の選択肢がある”ということを知っていただくことはとても大切だと考えています。
福岡市・平尾・薬院・高宮エリアで納得のいく歯科治療を受けたい方へ
秋月デンタルオフィスでは、患者さん一人ひとりに寄り添ったカウンセリングを行い、保険診療・自費診療の両方を丁寧にご説明した上で選択いただけます。
「自分にとって本当に良い治療はどれだろう?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。