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2025.10.17

唾液は天然の”万能薬”!?お口を守る知られざる力

唾液は天然の“万能薬”!?お口を守る知られざる力

 

はじめに

私たちは普段、唾液の存在をあまり意識することはありません。食事のときに出る程度のもの、と考えている方が多いのではないでしょうか。

しかし、実は唾液は「天然の万能薬」と呼ばれるほど多彩な働きを持っています。お口の中の健康だけでなく、全身の健康を支える重要な役割を果たしているのです。

平尾にある秋月デンタルオフィスでも、唾液の力を最大限に活かすための予防ケアを重視しています。今回は唾液の知られざる機能と、その力を守るためにできることを解説します。

 

唾液の驚くべき働き

  1. 自浄作用
  2. 唾液は常にお口の中を洗い流し、食べかすや細菌を除去しています。これにより虫歯や歯周病のリスクを下げています。

  3. 抗菌作用
  4. 唾液にはリゾチームやラクトフェリンなどの抗菌成分が含まれており、細菌やウイルスの増殖を抑える働きがあります。

  5. 再石灰化作用
  6. 食事のたびに歯の表面は酸によって溶け出していますが、唾液に含まれるカルシウムやリン酸が再び歯に取り込まれ、初期虫歯を修復してくれます。

  7. 粘膜保護作用
  8. 唾液は粘膜を潤し、口内炎や乾燥から守ります。発音や飲み込みを助けるのもこの働きによるものです。

  9. 消化補助作用
  10. アミラーゼと呼ばれる酵素がデンプンを分解し、消化のスタートを担っています。
    このように、唾液はただの“水分”ではなく、私たちの健康に欠かせない働きを持った「万能薬」なのです。

 

唾液が減るとどうなる?

現代社会では、ストレスや加齢、薬の副作用などによって唾液が減る方が増えています。

  • 虫歯や歯周病のリスク増加
  • 口臭が強くなる
  • 食べにくい、飲み込みにくい
  • 味覚障害
  • 入れ歯が合わない

こうした不調の背景には「ドライマウス(口腔乾燥症)」が隠れていることも多いのです。

 

秋月デンタルオフィスでの取り組み①【マイクロスコープでの精密診断】

当院ではマイクロスコープを使い、歯や歯ぐきの状態だけでなく、唾液の分泌によって守られている部分や不足している部分を丁寧に観察します。 「乾燥しやすい部位」や「プラークが溜まりやすい場所」を患者さんと一緒に映像で確認することで、予防の意識を高めていただきます。

秋月デンタルオフィスでの取り組み②【写真や動画で“見える化”】

お口の中を写真や動画で記録し、「唾液の働きが十分なところ」と「乾いているところ」を視覚的にご説明します。患者さんご自身が理解することで、生活習慣の改善にもつながります。

秋月デンタルオフィスでの取り組み③【予防プログラム】

  • 定期的なクリーニングで細菌を減らす
  • フッ素塗布で再石灰化を助ける
  • 唾液腺マッサージや舌の運動を取り入れる
  • 水分補給やキシリトールガムで唾液の分泌を促す

こうした取り組みを通じて、唾液の力を最大限に引き出します。

秋月デンタルオフィスでの取り組み④【生活習慣でできる唾液ケア】

  1. よく噛む食習慣
  2. 根菜やナッツなど噛み応えのある食材を取り入れると唾液が増えます。

  3. 水分をしっかり取る
  4. 脱水は唾液減少の大きな原因。こまめな水分補給が大切です。

  5. リラックスを心がける
  6. ストレスは自律神経に影響し、唾液分泌を抑えてしまいます。

  7. 口呼吸を改善する
  8. 口呼吸は乾燥を招きます。鼻呼吸を意識することが唾液の力を守る第一歩です。

 

患者さんの声

  • 「口が乾いて夜眠れなかったけど、生活習慣のアドバイスで楽になった」
  • 「マイクロスコープでお口を見せてもらい、唾液の大切さを初めて実感した」
  • 「予防で通っているうちに、口臭の悩みが改善した」

唾液の力を“理解すること”が、予防につながると実感される方が多いのです。

 

まとめ

唾液は、虫歯や歯周病を防ぎ、口臭や味覚、発音、さらには消化まで支える“天然の万能薬”です。
しかし加齢や生活習慣でその力は低下してしまいます。

平尾にある秋月デンタルオフィスでは、マイクロスコープを活用した精密診断と“見える化”による説明で、唾液の働きを守るための予防プログラムをご提供しています。

「最近、口が乾きやすい」「口臭が気になる」
そう感じたら、それは唾液からのサインかもしれません。
一度ご自身のお口の状態を確認してみませんか?

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