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2025.11.07

歯周病菌はお口だけじゃない!心臓・糖尿病とのつながり

歯周病菌はお口だけじゃない!心臓・糖尿病とのつながり

 

はじめに

「歯周病は歯ぐきの病気」と思っていませんか?
実は歯周病はお口の中だけにとどまらず、心臓病や糖尿病など全身の健康に深く関わっていることがわかってきました。

平尾にある秋月デンタルオフィスでも、歯周病を単なる口腔内の病気としてではなく、全身の健康を守る大きな要因として捉えています。今回は、歯周病菌と全身疾患の関係、そして予防マイクロスコープを活用した最新の取り組みについて解説します。

 

歯周病菌とは?

歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(細菌のかたまり)が原因で起こります。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。

さらに問題なのは、歯周病菌が血流を通じて全身に回ること。これが心臓や血管、さらには糖尿病の悪化にも影響を及ぼすことが明らかになっています。

 

歯周病と心臓病の関係

歯周病菌が血管に侵入すると、動脈硬化を進めたり、血栓を作りやすくしたりすると言われています。その結果、心筋梗塞や狭心症などのリスクが高まります。

実際に、心臓疾患のある患者さんから歯周病菌が検出されるケースも報告されており、「お口と心臓はつながっている」ということが科学的に裏付けられています。

 

歯周病と糖尿病の関係

歯周病と糖尿病の関係は「双方向性」と呼ばれています。
糖尿病の方は感染症にかかりやすいため歯周病が悪化しやすく、逆に歯周病があると炎症による物質が血糖コントロールを妨げ、糖尿病を悪化させてしまうのです。

つまり「歯周病を治療することが糖尿病の改善につながる」こともあるのです。

 

予防歯科の重要性

このように歯周病は全身疾患と深く関係しているため、「歯ぐきから血が出るけど放置している」という状態は非常に危険です。

歯を失うリスクだけでなく、心臓病や糖尿病に影響を与える可能性があるため、予防の観点からも定期的な検診が不可欠です。

 

秋月デンタルオフィスでの取り組み

平尾にある秋月デンタルオフィスでは、歯周病の早期発見と予防に力を入れています。

特に活用しているのが**マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)**です。 マイクロスコープを使うことで、肉眼では見えないプラークや歯石の付着を拡大して確認でき、歯周ポケットの中まで丁寧に処置することが可能になります。

これにより「取り残しのないクリーニング」が実現でき、歯周病菌を減らして全身の健康維持につなげることができます。

 

日常生活でできる歯周病予防

歯周病を防ぐために、日常生活で意識したいポイントは次の通りです。

  • 毎日の丁寧な歯磨き(フッ素入り歯磨き粉を使用)
  • デンタルフロスや歯間ブラシの活用
  • 規則正しい生活習慣(喫煙や不規則な食生活はリスク要因)
  • 定期的な歯科検診とプロフェッショナルケア

セルフケアと歯科医院でのケアを組み合わせることで、歯周病をコントロールできます。

 

まとめ

歯周病は「歯ぐきの病気」という枠を超えて、心臓病や糖尿病など全身に影響を及ぼす病気です。だからこそ、予防が何よりも大切です。

平尾で歯科医院をお探しの方は、秋月デンタルオフィスへご相談ください。 マイクロスコープを駆使した精密な診断と歯周病ケアで、お口だけでなく全身の健康を守るお手伝いをいたします。

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