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2026.02.07

一生自分の歯で食べるために

こんにちは。医療法人Olive秋月デンタルオフィスです。

突然ですが、皆さんは「歯医者さん」にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「歯が痛くなったら行くところ」
「詰め物が取れたら行くところ」
「できれば行きたくないところ」

もし、このように考えていらっしゃるとしたら、それは少し危険なサインかもしれません。

実は、歯科医療の先進国では、歯医者は「治療する場所」ではなく、「治療しないために通う場所」という考え方が常識になっています。今回は、なぜ痛くなくても歯医者に通う必要があるのか、30年にわたる長期的な研究データを元にお話ししたいと思います。

【今回の根拠となる研究論文】

Axelsson P, et al. “On the prevention of caries and periodontal disease.” J Clin Periodontol. 1991.
(スウェーデンで行われた、30年間にわたる予防歯科の効果を実証した伝説的な研究)

30年後の未来を決める「予防」の力

このAxelsson博士の研究は、歯科医療の世界では知らない人がいないほど有名なものです。研究内容は非常にシンプルですが、その結果は衝撃的なものでした。

研究では、以下の2つのグループを30年間にわたって追跡調査しました。

  1. 定期検診グループ:
    数ヶ月に一度、歯科医院でプロによるクリーニングや歯磨き指導を受け続けた人々。
  2. 対照グループ:
    特に予防プログラムを受けず、何かあった時だけ受診する(従来型の)スタイルを続けた人々。

30年後、両者の歯の残存数にはどれくらいの差が出たと思われますか?

結果、定期検診を受け続けたグループでは、30年間で失った歯の本数は平均わずか0.4〜1.8本でした。多くの人が、ほとんど自分の歯を残すことができたのです。

一方、痛い時だけ受診していたグループは、多くの歯を失い、入れ歯やインプラントが必要になるケースが多発しました。この研究により、「定期的なメンテナンスこそが、歯を失わないための唯一かつ最強の方法である」ことが証明されたのです。

なぜ「歯磨き」だけでは守れないのか?

「私は毎日しっかり歯磨きをしているから大丈夫」

そう思われている方も多いかもしれません。もちろん、毎日のセルフケアは基本中の基本であり、非常に重要です。しかし、残念ながらそれだけでは不十分なのです。

バイオフィルムという「細菌の鎧」

お口の中の細菌は、集まって塊になると「バイオフィルム」というヌルヌルした膜を作ります。これは、台所の排水溝のぬめりと同じようなものです。

このバイオフィルムは非常に強力で、歯ブラシで軽くこすった程度では完全には落ちません。しかも、抗菌薬やうがい薬も跳ね返してしまいます。
さらに、歯と歯の間や、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)の奥深くに入り込んだ汚れは、どんなに歯ブラシを上手に使える人でも、物理的に届かない「死角」となります。

一般的に、ご自身での歯磨きで落とせる汚れは、全体の約60%程度と言われています。残りの40%の汚れが、毎日少しずつ蓄積し、365日かけて石のように硬い「歯石」となり、虫歯や歯周病を進行させてしまうのです。

美容院に通うように、歯医者に通う新習慣

当院の定期検診(メンテナンス)では、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを、専用の機器を使って徹底的に除去する「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」を行います。

これは、歯のクリーニングのプロである歯科衛生士が行う施術です。痛みはなく、むしろ「ツルツルになって気持ちいい」「エステのようでスッキリする」と好評です。

また、定期検診では以下のこともチェックします。

  • 初期の虫歯がないか(削る必要がない段階で見つける)
  • 歯周ポケットの深さに変化がないか
  • 詰め物や被せ物に不具合がないか
  • 噛み合わせの変化はないか

車検を通さずに車に乗り続ける人がいないように、お口も定期的なチェックとメンテナンスが必要です。
「痛くなってから行って、削って治す」というマイナスのサイクルから、「痛くならないように行って、健康を維持する」というプラスのサイクルへ。

一生ご自身の歯で美味しい食事を楽しむために、秋月デンタルオフィスが全力でサポートいたします。

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